ザ・コーポレーション

アメリカの企業が、いかに環境や人権を無視し、貧困国から搾取を行い利益を上げているかを問いただすドキュメンタリー。町山智弘氏のブログなどで取り上げられていたので、こうした作品に興味を持っていたには「ようやく」の感あり。
ただ、予告編を見ている限りでは、とても左翼の皆さんが喜びそうだなぁという感想。別にそれは映画として面白ければいいし、是非見てみたいのだけれども、「企業はより多くの利潤を求めるモンスターだ」とか「株主は短期での利潤を求めすぎだ」とかってのは、至極真っ当な話であるとも思っている私だ。そんな私でもやっぱり「スーパーサイズ・ミー」とかを観ると怖いし、面白い。結局はこうした手垢のついたテーマであっても、ドキュメンタリーの手法によって、問題点に新たな光を当てることが出来てるかどうかなのだと思う。そこんとこに注意して、公開を待つ。

スーパーサイズ・ミー [DVD]

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